萌えTuber navi(仮)

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旧日本軍がシンガポールでどのように扱われているかを検証

 1945年への道様の動画。2018/09/30に公開

 自称愛国者を中心に、「日本軍はアジアを欧米から解放したことで、現地から感謝されている」言説が幅広く蔓延しています。今回の動画では、シンガポールの各地を回って、その言説が正しいかどうか検証する内容になってます。

 まずはシンガポールの紹介。シンガポールの1人当たり名目GDPは、2017年時点で59.627USドル。すでに日本を追い抜いています。「日本がアジア唯一の先進国」なんてとっくに昔話。

 シンガポールの街の中心には、旧日本軍による占領中の犠牲者を追悼するモニュメントがあります。

 旧日本軍はシンガポールを占領すると、いいかげんな理由で中国系の住民を殺害しています。その来歴が書かれた碑文があります。さらに住民の殺害を実行した旧日本軍関係者たちの手記や証言も残っています。

 シンガポールのチャイナタウンにも、占領中の旧日本軍について書かれた案内板が置かれています。日本語による表記もあります。日本軍の占領当時に住民が集められた場所で、簡単な質問や見かけだけで選別した住民を海岸やジャングルに連行して殺害したことが書かれています。

 チャンギ海岸公園。旧日本軍に連行された住民が殺害された場所で、ここにも旧日本軍の所業についての説明版があります。

 

 ブキ・チャンドゥ回想館。マレー人部隊が旧日本軍相手に最後まで戦った場所にあります。この回想館では、当時の戦闘の様子を解説しています。

 当時の自転車と一緒に、当時の英軍司令官であるパーシバル将軍の像があります。シンガポール陥落後にたどった人生についての説明があります。

 階段の下には、旧日本軍の山下奉文将軍の像。説明文によると、「歩く災いの知らせ」のような扱われ方。

 シンガポール無人地下鉄に乗って別の場所に移動。

 ブキ・バト。「昭南忠霊塔」という旧日本軍の慰霊碑があった場所。この「昭南忠霊塔」は、旧日本軍が連合軍の捕虜を使って建立し、敗戦で連合軍がシンガポールに上陸する直前に取り壊されたことが説明版に書かれています。

 英軍が降伏した場所だった、旧フォード工場。現在は日本占領時代を中心に扱う博物館になっています。この博物館は、「Suviving the Japanese Occupation」(日本の占領を生き延びる)が正式名称。ここで今回の動画は終わりです。

 シンガポールのあちこちに、旧日本軍の犠牲者を追悼するモニュメント、旧日本軍の所業を記録する説明版などがあることから、旧日本軍は現地で感謝されているどころか、迷惑な存在として恨まれているも同然。

 自称愛国者たちが垂れ流している「日本軍はアジアで感謝されている」は、全くのデマでしかない。