萌えTuber navi(仮)

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VTuber動画の紹介や5chまとめ記事など。仮運用中。

外国人技能実習生に関するデータの信憑性が怪しい。

 美少女VTuberみーちゃんが政治の動きや時事問題について解説する、みーちゃんの政治ちゃんねる様の動画。2018/11/21に公開。

 国会における外国人労働者の受け入れを巡る議論では、入国管理局が外国人技能実習生について調査したデータが用いられています。

 今回のみーちゃん動画では、この技能実習生に関するデータの信憑性についての話になります。 

 入国管理局が行った外国人技能実習生についての調査ですが、総調査人数と失踪理由のカウントに誤りがあることが発覚。加えて、データの取り扱いについても疑問点が出てきています。

 さらに、技能実習生の実態調査についての疑問を解説。

1.技能実習生の月収について

 技能実習生の月収についての調査ですが、個別の調査では聞き取り方が明確でない。その結果、手取りと額面がこちゃまぜに記載されている。

2.調査を取りまとめたものには「より高い賃金を求めて」とありますが、失踪理由の選択肢に「より高い賃金を求めて」は無い。この「より高い賃金を求めて」は、「低賃金」「低賃金(契約賃金以下)」「低賃金(最低賃金以下)」の3つの回答を合わせたものになっている。

3.失踪理由の分析について。

 法務省技能実習生の失踪の原因について、

1)技能実習を出稼ぎの機会と捉えて、より高い賃金を求めて失踪するものが多数。

2)技能実習生に対する人権侵害など、受け入れ側の不適正な取扱によるものが少数。

としています。この書き方だと、「低賃金、契約賃金以下、最低賃金以下」は、「より高い賃金を求めて」に含まれてしまい、「受け入れ側の不適正な取り扱い」として扱われていない。

みーちゃんが言うように、「低賃金、契約賃金以下、最低賃金以下」も受け入れ側の不適正な取扱でないだろうか?

4.複数選択の不備について。

 法務省は失踪の理由(複数選択)を

低賃金 67.2%

最低賃金以下 0.8%

としています。この数字は「最低賃金以下」が全体の0.8%であることを意味していない。

(個別の調査票について)書き写した20人中17人が最低賃金割れを示す書類だったにもかかわらず、失踪動機を尋ねる選択肢で「最低賃金以下」にチェックしてあるのはゼロだったことが、立憲民主党により指摘されています。

 

「立法府は瀕死になった」と山尾・野党筆頭理事(立憲民主党公式 2018/11/20)

 実際に最低賃金以下であっても、失踪動機の「最低賃金以下」にチェックされていないことになる。

5.「2870人分」の調査票を手書きで写させる。

 個別の調査票が19日に公開されたものの、閲覧が許されたのは法務委員会の理事のみ。しかもコピー不可なので手書き写すしかない。「書き写している間に会期がおわります」とみーちゃんも呆れています。

 動画の最後では、在留資格の議論でなぜ技能実習の話をするかについて。その理由は、新しい在留資格技能実習からの移行が多く見込まれるから。

 入国管理局長は、新設される「特定技能」に技能実習生が占める割合が導入初年度で55~59%と見込んでいます。技能実習制度を下敷きに、新しい制度が導入されます。

 だからこそ、みーちゃんは、「データを精査し、技能実習の問題をはっきりさせて議論を進めることを望みます」と言って動画を締めています。

 みーちゃんの動画再生数ですが、この記事を書いている時点で、あと少しで98000回になります。再生数10万回まであと少し!