東京医科大学のインチキ入試についての海外の声を紹介。

　今回は動画は、東京醤油大学じゃなかった、東京医科大学の不正入試についての話です。東京医科大学は旧字体で書かれているので、つい東京醤油大学と間違えて読んでしまうｗｗｗ

　裏口入学が発覚したことで騒ぎになっていた東京医科大学ですが、さらに8/2には、女性受験者の入試の点数を一律減点して、女性合格者を減らしていた事実が発覚。不正を行ってまで女性の入学を妨げていた東京医科大学に対し、あちこちで怒りの声が上がりました。

女子の合格抑制　一律減点、男子に加点も（毎日新聞2018年8月2日 12時56分）

東京医大「入試で女性受験生の点数変更」（BBC 2018年08月3日）

文科省、東京医科大に不正入試の調査要求　過去６年分（朝日新聞デジタル 2018年7月25日18時03分）

　東京医科大学の不正入試の背景には、医療現場の労働環境の問題が背景にあります。医療現場が厳しく、女性が途中で離職しやすい理由から、大学側が女性を敬遠するようになってしまう。その結果、女性の点数操作によって女性の合格者を抑制することが引き起こされてしまった。

　今回の動画では、東京医科大学の不正入試に関して、海外からのコメントを紹介しています。そのコメントの一部を引用すると、

・これはよくない。被害者はこの差別に対して怒る権利を持っているよ。

・最初女性の点数を変えたと聞いて大学内の「多様性」のために点数を上げたのかと思ったらまったくく逆で草。

・もし女性のほうが男性より高いレベルで離職するならば俺は女性の卒業生の数を倍増したいと思う。まあ実際は、こんな簡単な話じゃないだろうけどさ。

・言い換えれば、日本は医師になるのに適格性が低い男性を医師にするのを認めているってことか。

・伊藤詩織さんの件にしても今回の件にしても、日本って女性の権利が低いと思う。やっぱり過去の習慣が影響しているのかな？

など。日本の性差別体質を厳しく批判するコメントが結構出ていました。

　いくら医療現場の事情があるといっても、インチキが許されるわけではない。医療現場の実態などを募集要項その他で包み隠さずにきちんと説明した上で、覚悟が決まった者のみに受験してもらえるようにすれば済んだはず。その結果、受験生や合格者が男女どちらかに偏ったとしても、当人の覚悟の話になってくる。それに、覚悟が決まった者だけが受験して入学してくれたほうが、入学後の指導も容易になるはず。

　医療現場の実態をまともに説明せず、入試の点数を操作するなどの姑息なインチキで対応したことで、大学入試の信頼性を揺るがせるという、さらなるトラブルも発生させてしまった。インチキ入試が発覚した東京医科大学だけでなく、全国の医学部の入試に疑念を抱かれるようになる。

　さらに医療を扱う大学でインチキが行われたことで、この大学の附属病院で行っている一般の患者相手の診療についてもインチキが行われているのでは？と疑念を抱かれかねない。大学や医師の都合でカルテや検査結果が改ざんされているのでは？と疑いを抱く患者さんが出てきても不思議でないと思う。

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