国会の信頼が崩れる出来事が続出だった通常国会を振り返る。
ANZU KINO様が運営しているリベラル系の政治VTuberである、女子高生政治VTuber☆あんず☆の動画です。
今回の動画は、信じられないような出来事ばかり続いた第196回通常国会について、あんずちゃんが振り返る内容です。
まず3月には、森友学園事件に関する財務省の決裁文書が改ざんされている事実が発覚して大騒ぎ。
公文書改ざんという行政の根幹に関わる話だけでも大問題のはずですが、関与していた担当者は全員不起訴、しかも逆に栄転する者が出る始末と、ほとんど責任を取っていないも同然。財務省についての全責任があるはずの財務大臣も、「それがわかれば苦労しない」と他人事。
法に反して公文書を改ざんしたことが不問にされただけでなく、改ざんによって「誰か」をかばったことが政権によって評価されたとしか思えなくなる。
次は、裁量労働制や高プロ法の根拠となる厚生労働省のデータに不正があったことが発覚。
データが異常であれば、立法事実そのものが崩れるため、労政審議会など法案を作り直すところまで差し戻すのが筋のはず。裁量労働制については、提出を断念させることができたものの、高プロ法については、政権が数の力を以て強行に成立させてしまった。
このように、第196回通常国会では、次々と不正やインチキが発覚。
しかも、不正やインチキの責任を誰も取らない。そればかりか、不正やインチキを土台にした法案が数の力によってゴリ押しされたり、不正やインチキについて情報開示や説明を求める野党議員が「しつこい」「粗探しをしているだけ」と叩かれたり。
あんずちゃんが動画で指摘しているように、ウソやインチキがまかり通るような所で、法律が通されたり、税金の使われ方が決められるのはどう思うだろうか?国会の発言や役所の文書を信用できない者が続出しても無理も無い。財務省発行の金融商品である国債なんか危なくて買えなくなってくる。
国会や役所に対する信頼が無くなれば困るのは、国会や役所に対する責任が大きい政権与党のはず。それでも国会や役所の信頼回復に本気で取り組もうとしない。
もしかすると、政権与党は、「日本人は長いものに巻かれてくれる」「世論操作して空気作ればいい」「固定票だけで選挙に勝てる」から、国民からの信頼を失うようなことを続けても大丈夫と思っているのだろうか?そうだとすれば、政権政党の驕りであると同時に、一般国民が政権にバカにされていることになる。